透過部分などの品質を維持したまま、WEBPフォーマットをPNGへと移行する無料のサービスです。
すべてのWebPファイルがPNGへの変換を必要とするわけではありません。変換が必要になるのは、主に以下のような状況です。
デザインツールでの編集 — FigmaやSketchではWebPが扱えますが、Illustratorや一部のレタッチツールでは対応が不完全です。ウェブから取得した素材をデザインプロジェクトに組み込む際、互換性を確保するためにPNGへの変換が求められます。
透過背景の維持 — WebPは透過をサポートしていますが、システムやアプリケーションによっては透過情報が正しく読み込まれないケースがあります。PNGは透過画像の業界標準として、ほぼすべての環境で透過が正しく表示されます。
印刷・配布用途 — チラシやパンフレットなど印刷物に使用する画像は、高品質なPNG形式が適しています。WebPはスクリーン向けに最適化されたフォーマットであるため、印刷解像度(300dpi以上)が必要な場面ではPNGへの変換が推奨されます。
WebPからPNGへの変換は、基本的に非圧縮形式への変換であるため、画質が低下することはありません。ただし、いくつか注意すべき点があります。
元のWebPファイルの品質に注意 — WebPはロス圧縮とロスレス圧縮の2種類があります。ロス圧縮されたWebPファイルをPNGに変換しても、圧縮時に失われた情報は復元されません。つまり、変換後のPNGファイルは「WebPの時点での品質」がそのまま維持されます。
解像度の確認 — ウェブからダウンロードした画像は、表示サイズと実際のピクセル数が異なる場合があります。変換前に元画像の解像度を確認し、用途に合っているかをチェックしましょう。
カラープロファイル — WebPはsRGB以外のカラースペースをサポートしていますが、PNGに変換する際にカラープロファイルが失われるケースがあります。色の正確さが重要な用途では、変換後の色味を確認することをおすすめします。
デスクトップアプリケーションをインストールせずに画像変換を行う「ブラウザベース」のアプローチには、明確なメリットとデメリットがあります。
メリットは、環境を選ばないこと。WindowsでもMacでもChromebookでも、ブラウザがあれば変換が可能です。また、ファイルがクラウドサーバーに一時的にアップロードされるため、ローカルの処理能力に依存しません。
制限として、大量の高解像度ファイルを同時に変換する場合は、ネットワーク速度の影響を受けます。また、機密性の高い画像を外部サーバーに送信することに抵抗がある方もいるでしょう。そのような場合は、オフラインで動作する変換ツールの利用を検討してください。
Pixes.appでは、変換処理後にファイルがサーバーから自動的に削除される仕組みを採用しています。これにより、プライバシーの懸念を最小限に抑えつつ、手軽な変換を実現しています。
PNGへの変換が最適解ではない場面も存在します。用途に応じて、他のフォーマットも検討しましょう。
JPEGへの変換 — 写真のようにグラデーションが多く、透過が不要な場合は、PNGよりもJPEGの方がファイルサイズを小さく抑えられます。ウェブサイトの読み込み速度を重視するなら、JPEGへの変換も選択肢に入ります。
GIFへの変換 — アニメーションWebPを変換する場合は、PNGではアニメーション情報を保持できません。この場合はGIF形式への変換を検討してください。
PNGの圧縮 — 変換後のPNGファイルが想定より大きい場合は、PNG圧縮ツールでファイルサイズを最適化することもできます。画質を維持しながらファイルサイズを削減するには、この2段階のアプローチが効果的です。
ECサイトを運営している方にとって、商品画像の管理は日常的な作業です。多くのECプラットフォームがWebP形式でのアップロードに対応し始めてはいますが、サプライヤーから提供される素材がWebPであることはまだ珍しくありません。
たとえば、アパレルブランドの商品画像を自社サイトに掲載する場合を考えてみましょう。サプライヤーから提供されたWebP形式の画像を、まずPNGに変換します。その後、背景を透明にして、サイトのデザインに合わせたレイアウトに配置します。この工程で透過情報の保持が不可欠であり、PNGへの変換品質が最終的な仕上がりに直結します。
同様に、SNS用のバナーやメルマガのヘッダー画像など、複数のメディアで同じ素材を使う場合にも、PNGへの変換が一般的です。一度PNGにしてしまえば、あらゆるプラットフォームやツールで安心して使用できます。